アルター 1/8
シャイニング・ウィンド クララクラン・フィリアス甲冑Ver.
さてさてさて。

Tonyさんがキャラデザの新作『シャイニング・ハーツ』モンハンとぶつかり合うのを嫌がって無理やり延期した結果若干伸びたけど発売日も決定し、またいろいろな発表が出てきそうな今日この頃。
その一方でまだまだ商品展開のペースが落ちない『シャイニング・ウィンド』の立体物。
先日レビューした水着シーナから続くマックスファクトリーの水着フィギュア4ヶ月連続発売や、
一見静かに見えるけど絶対にまだ隠し玉があるコトブキヤ
最近おとなしいけどWaveなんかも参戦してましたし、まだまだ置き場所と財布に挑戦してくる手強い作品ですねーワリと本気で……。

で、このタイミングになってなのか、このタイミングだからこそなのかはわかりませんが、
アルターさんがウィンドシリーズキャラクターの立体化に初参戦です。ヴァイスシュヴァルツにアルターが参戦!!!(違)


アルターといえば「安心のアルタークオリティ」「さすがはアルターですね」の2センテンスを使用禁止にされたら
レビューのテキストが書けなくなる程度には安心感に溢れかえりまくっているメーカーさん。
まぁどれだけさとっちさんがアルターのことを信頼してるか(そして恐れているか)はHOBBY LOGのページから過去レビュー見ていただけますとわかるかと思います。

そういうわけで、新商品とか新シリーズの話が出るたびにある意味では両手を上げて悦びつつ、
ある意味では「ついに……ついに奴が来るぞ……っ!!!」と悲鳴を上げて逃げ惑いたくなる、
複雑な感情が入り交じった気持ちで商品買うしかないメーカーさんなのですが(待て)、
今回は待望も待望だった、甲冑姿のクララクランということで、喜び出迎えた次第です。
おきばしょはふかくかんがえませんでした

……訂正します。

置き場所を考えてもすでに意味が無いレベルなので予算だけ考えて注文しました
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールは1/8のため、それほど高さはありません……が、かなり前後左右へのボリュームが。
また、みっしりと作りこまれたフリルのために、物凄い重量感です(笑)。
ただ、重心に変な偏りなどはないため夏の暑さでも傾きは心配なさそうかな?ベースの安定感も問題なし。

とにかく個人的にはこの、『盾と聖十字槌を携え、大地を踏みしめる白き聖女』
というシチュエーションが立体化されたことが本当に嬉しい限りです。
そしてちょっと内股なのが女の子らしくて非常に良いですねー(笑)。 
引き続きまして上半身。
大盾を構えている状態でぐるっとやると、左半身からのアングルがほぼ盾になっちゃうのが惜しい(笑)。
しかし上半身は基本的に甲冑のパキっとした印象が強く、グッと引き締まって見えますね、
大盾は非常に精緻なエングレービングと中央部分の十字モールドが美しい。
プラスチック製なのでそんなに重量もなく、傾きの原因にはならないでしょう。
腕の装甲はインナースーツ、フリル、装甲板という3層構造を非常に良く再現しています。

画像でお伝えしきれてないのが悔しいんですが、それぞれに光沢や質感が微妙に異なっているのも素晴らしい。
表面のモールドもすごい出来ですねこれ。 どこまで作り込むんだ……。
聖十字槌はこれもまたプラ製。グリップと十字部分で分割されています。
非常に精緻な造形でエッジもびしっと立っており、飾り映えが本当に素晴らしい。

……しかし聖十字というと清廉なイメージがありますが、こう、この十字架でブン殴られたら物凄いことになると思う

とりあえずアンデッドとかはクララクランの攻撃(トドメの場合)で消滅させることが出来るわけですが、
人間とか獣人を殴り倒したときの真っ赤に染まった聖十字とか想像するとワクワクが止まりません。
クララクランというと優しい笑顔での立体化が多かった印象ですが、今回は見るアングルによって微妙に印象が変わりますね。
優しい笑顔でもあり、また自信に満ちた微笑でもあるようで。
個人的には後者のように見える、左側ちょっと下からのアングルがすごく好みです。


……しかしこの、Tonyキャラの立体物ってコトブキヤもマックスファクトリーも、
ある程度以上にアイテム数を重ねて経験値を蓄積したからこそ今のTonyテイストを獲得してきたわけですが、
このクララクランは初手からいきなり物凄いクオリティで「あぁ、クララクランの決定版だ」と素直に言える出来です恐ろしい!!!
これで経験積んでしまったら一体どこまで物凄いことになるってんですかアルターさん柳生さん……。
クラウン部分はPVC成形なのでちょっとだけ変形が起こってしまっているのが惜しい。
しかし塗装と造形はビシッと決まっていて良い感じ。
首元の甲冑も、目立たないながらも積層構造や緩やかなラインをバッチリ再現。
何かもうどこで手ェ抜いてるのかさっぱり見当が付きません。
風にたなびくロングヘアもバッチリ再現。なんか恐ろしいまでのモールドで、大雑把さは全くありません。
複数パーツに分けて造形されているのかな?と思いつつ、決定的な分割ラインが目立たないってどういう事……。
下半身回りをぐるっとな。
ここはもう、クララクランの甲冑姿が今までリリースされてこなかった理由が良くわかる構成ですね。

つまり 何 この フリル地獄。

いやもう今まで発売されたフィギュアの中でもトップクラスのフリル密度です。
ものすごく丁寧に、なおかつ大量に作りこまれたフリルが圧倒的な情報密度で襲いかかってきまして、
多分ここだけで普通のフィギュア1体分ぐらいの手間かかってませんかもしかして(笑)。
そりゃこんな情報密度に挑めるのはアルターさんぐらいだわ……。
そのリクエストに応えきってみせた原型担当の柳生さんも物凄いなコレは(笑)。
ベースは光沢強めなホワイト成形。
クララクラン・フィリアスの名前と紋章、そして『Shining Wind』のロゴマークが入っています
このフリル密度が本当にもう恐ろしいというかなんというか、
フリル内部にスラスターを全配置したらクララクラン単独での重力圏離脱すら不可能ではないレベル(どんなんだよ)。
白と青とで構成されたオーバースカート部分はプラスチック成形で、エッジのビシッと立った感じが素晴らしい。
それでいてしっかりと波打っていたり緩やかなカーブがあったりで、『柔らかさ』を感じられるのも良いですねぇ。
 左手首パーツは好感が可能。
盾を持たずに左手を振るい、号令を発しているようなポーズへの移り変わりが面白いです。
ポージングとしてはほとんど何も変わりませんが、盾が無くなるだけでも印象の変化は大きい。
盾無しでの上半身をぐるっとな。
一国の王女としての気品や優雅さ、そして戦士としての力強い自信を満たしたこの造形、素晴らしい……。
アイプリントもバッチリ決まっています。よっぽど寄らないと網点は見えない感じ。
さーーーーーーて今日も今日とて行きましょうか!!!!!

と思いつつ、この状態だと大きいけど柔らかくはないのでちょっと悩むところなのでせーーーーーーのっ!!!!

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡 おっぱい!おっぱい!
   |   | 
   し ⌒J



……これぐらいにとどめておきます(何)。
しかし甲冑自体の出来が素晴らしく、「あぁ、こういう分割になるよねー」とか考えながら見ていくと面白い。
両脇部分にはちゃんと前後の分割ラインが設けられています。これはあくまでも『造形表現』ですね。
首の真正面に設けられている白薔薇もしっかりと作りこまれています。
これはつまりアレですね、白き聖女の生気を吸い続けた最後の武器でありどんなアンデッドでも一撃で消滅させるセントブラッディローズ……(どこのうお座ですか)
 しかし改めて見てもこの三次元曲面のものすごさ。
ものすごい勢いで胸から腰にかけてのラインが収縮していく様は感動すら覚えます。
影の入り方も半端じゃありませんしね……。
これで甲冑がなくなったらどうなっちゃうの……というのはマックスの水着Ver.で!!!!!
人が造形物に惹かれる理由、それはきっと

『王女様』『お姫様』『貴族の令嬢』といった高嶺の花のスカートを下から堂々と覗き込みたいという背徳的ぶっちゃけていうと変態的な欲求を満たす手段da
からじゃなかろうかと思っていますさとっちです(それは貴様の趣味だよな)。

そんなわけでこのクララクランもローアングル撮影を楽しみにしていたわけですが、
これがまぁ非常に素晴らしいものでして、特に横からのアングルは絶品です。オーバーニーソ、ガーターベルト、そしてヒップライン。
フリルのスカートで水平位置からの鉄壁っぷりが物凄いからこそ、こういう見え方が非常に嬉しい!!!!
膝から爪先までをガッチリカバーする脚甲はこれまた上半身と同様のカッチリした完成度。
塗装の精度も高く、ここだけでも見栄えがしていますね。
表面のモールドも実に美しく、細かいところへのこだわりが大好きなさとっちさんにはたまらないポイントだったので、
あえて画像枚数を多めに紹介してみました!!!
需要があるかどうかは知らん!!!!!(ぇー
そしてこのフリルづくしのスカートの奥には王女様のドキドキ下着がお待ちかね!!!(いつの時代の司会者だ)
脱衣ギミックとかは全くありませんし、普通に飾ってると到底見えるはずのないポイントですが、
恐るべき作り込みによって恐るべき出来になっています。悩殺レベル高い!!!!!

とりあえずガーターベルトの上から下着を身につけておられるのが、こう、やっぱり良いですねクララクラン王女……。
とにかくもうこの下着のパールっぽい塗装仕上げと、
ぐっと食い込んだ印象のあるヒップの谷間、そして股間中央部分の、布地越しにも目が行く柔らかそうっぷり
なんと言いますか、最終兵器はここにあったんだね……と言いたくなるような問答無用の破壊力。
高貴な王女様がこういうちょっとセクシャルな衣装を身につけておられるとかたまらんものがあります。
あとガーターベルト
この後下方から見上げるプリッとしたヒップラインがたまりません。たまりません。
同じアルターで1/8スケール、なおかつ白き王……ということでセイバー・リリィさんと並べまして。

おっぱいのボリュームは全然違いますけどね!!!
(黙ろうか)

リリィさんはモノトーン気味の落ち着いた感じであり、クララクランは青と白の清廉な印象。
どちらも白いフィギュアですが、それぞれに飾り映えがして非常に良い良い!!

……ところで『聖女』のほうが得物が凶悪、ってどういうことなの……。
……いえ、あ く ま で も 屋 内 撮 影 ですよ?(笑顔で)
しかし太陽光の前には敵いませんねあっはっはっはっは!!!!!!!!!


……撮影の苦労を全部ぶち壊すぐらいにこの、太陽光自然光って本当凄いよね……。


そんなこんなでアルターのクララクランでした!!!
初めて立体化される甲冑姿、それがTonyキャラ初立体化のアルターでありながらもこの決定版クオリティ。
正直、予想していたラインよりも遥かに高いところをぶっちぎっていった感がありまして少々感動しています。

今後のラインナップは『やっとかー』と万感の思いを込めて言いたくなるホウメイですが、
これまたWF展示の様子とかをいろんな記事で見ててもワクワクする感じで楽しみきわまります。
さぁアルターさん、ホウメイの次はヒルダレイアさんをぜひお願いいたします!!!!!!眼鏡MEGANE!!!!!

……いやもう本当、ヒルダレイアさん出してくれたら俺アルターさんの商品全部買い続けるからよぉ……。
シャイニングシリーズは眼鏡っ娘に優しくないのだけが唯一辛いところなんだぜ……(遠い目で)。